庭の土について
最初に庭に植物を地植えするときは、ご自宅の庭の土をよく見てみてください。
厳密に言えば、土壌酸度計やリトマス試験紙を使って、庭の土の酸度を調べますが、
ここまでされる方はあまりいらっしゃらないと思います。
元々山林や畑だった土地だったりすると、よい土が入っていますので、50~60cmほど掘って上下の土を入れ替え、腐葉土などを混ぜてあげればOKです。
もし、庭に山砂が敷き詰められていたり、粘土質の土のようでしたら、面倒でも全て撤去し、ホームセンターなどで買った土と入れ替えてあげなければなりません。
ここで一手間を惜しむと、後々余計な手間がかかるようになります。
山砂の場合、排水が良すぎるため保水することができません。
水をあげてもあげても排水してしまうので、みずやりの手間が増えます。
粘土質の土の場合、植物が根を張ることができないため、丈夫に育ちません。
結局、良い土は植物の成長のためにも大切ですが、自分の労力の削減にも有効です。
バークチップでマルチング
さらに、庭の土の保水力を高めるために、植物を植えた後、むき出しの土の上にバークチップを敷き詰めます。
これを、マルチングと呼びます。
高さでは2~3cm程、敷き詰めましょう。
見た目にも美しいですし、水の蒸発を防ぎ、保水力が高まります。
庭の場合、マルチングしてあれば、真夏でも1日2日ぐらいなら水をあげなくても平気です!
逆に水をあげすぎて蒸れてしまう事には注意が必要です。
また、雑草の予防にも効果があります。
メモ
プランターの土
プランターの土の場合はたいていホームセンターなどで20リットルや40リットル入りの培養土を購入されると思います。
市販の培養土はある程度植える植物を想定して土と費用成分を配合してあります。
野菜には野菜用の土、園芸用には園芸用の土、バラにはバラの土、クリスマスローズにはクリスマスローズの土・・・本当に様々な配合で販売されています。
もちろん目的に合った土を使うことが間違いないのですが、色々植えたい場合は園芸用の土を購入して、目的の植物用に肥料を足すなどのカスタマイズをされてもよいと思います。
特にバラは追肥を必要としますので、最初に使う土も大切ですがその後の土のメンテナンスも大切です。
バラの追肥などの情報は「バラのお手入れ」を参考にしてください。
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まとめ
庭の土を調べて必要に応じて、質を改善する
バークチップでマルチングすると保水効果・雑草対策に効果がある。
プランター用の土は培養土を購入する。庭の土もプランターの土もその後のメンテナンスも重要!
多くの植物は、弱酸性~中性の土を好みます。
もし、リトマス試験紙などで、酸度を調べることができるなら、土の酸度を調整しましょう。
- 酸性なら、苦土石灰(くどせっかい)を混ぜる。
- アルカリ性なら、ピートモスを混ぜる。