春の訪れを感じさせる花といえば、数々の球根植物があります。
春に開花する球根植物の中でも水仙(スイセン)は日本には野生でも生育していて、親しみやすい花の一つです。
我が家も水仙を植えていますが、今年も花芽が付きませんでした 😥
生垣の隙間から咲いている水仙はとてもかわいらしかったのですが、何分ずぼらガーデナーなので植えっぱなしで良いと聞けば本当に植えっぱなしにしてしまいます。
毎年元気に葉だけは出るので今年は来年花が咲くよう、対策を取りたいと思います。
水仙の花が咲かない理由
球根の栄養不足
水仙の花付きが悪い理由の1つに球根の栄養不足(肥大不足)があります。
花後、球根をしっかり太らせることが大切です。
花後の対策
水仙の球根が成長するのは、花が終わった後から葉が枯れるまでの間です。
この時期に大事なことは葉を切り落としたりしないことです。
水仙の葉は光合成によって養分を作り出し、その養分を球根に蓄えます。
この大事な役割を持つ葉を花と一緒に切り落としてしまうと光合成ができなくなり、球根が養分を蓄えることができなくなります。
花については花後、種ができないよう花ガラを切り落としましょう。
(種ができる品種とできない品種があります)
さらに、花後にお礼肥えとして追肥してあげる良いです。
日本水仙は和風のイメージで日陰でもひっそり咲いていそうですが、基本的に水仙は日当たりの良いところを好みます。
また、しっかり葉に光合成をさせるためにもなるべく日当たりの良いところで育てましょう。
植えっぱなしによる過密
次に考えられる水仙の花が咲かない理由は植えっぱなしによる過密です。
私の場合はこれですね(笑)
球根植物は分球しながら成長していきますが、何年も植えっぱなしで育てていると毎年増えた球根がぎゅうぎゅうに詰まってきます。
こうなると十分に成長するスペースが確保できず、1つ1つが花芽の付かない小さな球根となってしまいます。
ポイント!
そこで、水仙はおよそ3年を目安に分球する必要があります。
分球の方法
葉の色が黄色くなった頃に球根を掘り上げます。
球根は掘り上げ後陰干しして乾燥させたいので梅雨に入る前には掘り上げておきましょう。
球根を掘り上げる際は必ず葉をつけたまま、スコップなどで掘り上げ、風通しの良い場所で陰干しします。
葉がついたまま箱に並べるなどして陰干しします。
十分に乾いたら、葉と古い根を取り除き、ペンレート水和剤500倍液に30分ほど浸します。
もう一度よく乾かし、ネットに入れて風通しのよい場所で保管します。
球根の植え付け
保管してあった球根は9月~11月頃に花壇に植え付けます。
植えつける間隔は、あまり密集しないよう20cmぐらい間隔をあけるとちょうどよいです。
毎年掘り上げる予定がない場合はなるべく間隔を確保しましょう。
植える位置が決まったら深さ30cmぐらいの穴を掘り球根を入れて埋めます。
毎年水仙の花を咲かせる方法まとめ
基本的には植えっぱなしでも良いとはいえ、花が咲かなくなっては元も子もありません。
例えずぼらガーデナーでも、追肥や3年に1回の堀り上げぐらいは挑戦して毎年花を楽しめるようにしたいですね。
今年はもう無理なので葉が枯れるのを待って掘り上げたいと思います。