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桜の開花予想を自分でする方法は400度の法則と600度の法則

毎年発表される、桜の開花予想。

これってどういう基準で予想が立てられているのでしょうか?

これまでに蓄積されたデータや標本木のつぼみの膨らみ具合、複雑な計算式。

データに基づいてかなり信ぴょう性の高い数字ではありますが、実は桜の開花予想は自分でもできるってご存知でしたか?

今日は自分でできる桜の簡単な開花予想の方法をご紹介します。

お時間のある方はぜひ計算してみてくださいね。

桜の開花予想を自分でする方法は400度の法則と600度の法則

桜の開花予想を自分でする方法(計算方法)は2種類あります。

『400度の法則』と『600度の法則』です。

いずれの方法も基準日となる2月1日以降の気温を元に計算する方法です。

かなりシンプルですね。

400度の法則

2月1日以降の平均気温の合計が400℃を超えると開花する

600度の法則

2月1日以降の最高気温の合計が600℃を超えると開花する

400度の法則の信ぴょう性

こんなにシンプルな計算式で開花予想は当たるのでしょうか?

400度の法則の誤差

出典:ウェザーニュース

ウェザーニュースで誤差を調べたデータがありました。

一瞬折れ線グラフの見方が分からなかったので解説しますと、『0』のラインが誤差なしです。

マイナスの値は実際の開花日よりも400度の法則の方が早く、プラスの値は実際の開花日より400度の法則の方が遅かったことを示しています。

計算した7年間なかで一番誤差があった年でも3日。

結構いいところではないでしょうか?

ちなみに、計算してみたいと思った方は気象庁のホームページから気温データがダウンロードできるので試してみてくださいね。

地点と項目と期間を選ぶとお好きな地点の気象データがCSVの形でダウンロードできます。

繰り返しになりますが、400度の法則で計算してみる場合は1日の平均気温。

そして600度の法則で計算してみる場合は1日の最高気温を利用します。

 

どうして2月1日が開花予想の基準日?

桜の花に限らず、植物には休眠打破という時期があります。

休眠打破(きゅうみんだは)とは、休眠期に入っている植物が冬の低温に一定期間さらされた後、休眠から目覚めることをいいます。

桜の場合は実は夏の間にすでに花芽が形成されていて、休眠状態から休眠打破→気温の上昇→つぼみが膨らみ開花します。

もっとも気温が低くなる日に休眠打破することから2月1日が基準日として計算に使われているのです。

メモ

ある程度の期間低温にさらされることで休眠打破しますので、冬の気温が高すぎると開花が遅れる場合があります。

ちなみに2021年の桜開花予想は以下の通りです。

2021桜開花予想

出典:tenki.jp

2021年は例年よりずいぶん早めです。

あっという間に散ってしまうかもしれませんし、ぜひ早めに予定を立ててお花見を楽しんでくださいね。

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まとめ

自分で桜の開花予想日が計算できるなんてちょっと楽しいですよね。

「オレ予想」なんてちょっとした話題提供ができます。

400度の法則と600度の法則覚えておいてくださいね♪

 

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