今年も春がやってきて、散歩しているとふわふわと沈丁花(ジンチョウゲ)の香りがしてきます。
「あ~。春だな♪」と思う瞬間です。
たまたまBGMで流れていたユーミンの「春よ来い」の歌詞も思い浮かびました。
『淡き光立つ俄雨
愛し面影の沈丁花(ジンチョウゲ)
溢るる涙の蕾から
ひとつひとつ香りはじめる』
今日は季節を感じられる香りの強い樹木3種(三大香木と呼ばれています)をご紹介します。
香りを楽しむおすすめの庭木(樹木)3選
沈丁花(ジンチョウゲ)
【開花時期】春
【花言葉】「栄光」「不死」「不滅」「永遠」
【沈丁花の特徴】本来、沈丁花は雌雄があり雌は結実し赤い実をつけます。
ただし、日本の沈丁花は雄であることが多いため、日本の沈丁花が結実することはほとんどありません。
くちなし
【開花時期】夏
【花言葉】「とても幸せです」「喜びを運ぶ」「洗練」「優雅」
【くちなしの特徴】クチナシは初夏から夏の間に花を咲かせますが品種(マルバクチナシ)によっては春と秋の2期咲きのものもあります。
花びらは5~6枚ですが、八重咲の品種もあります。
クチナシの実は食用の着色料や薬用にも使われます。
お正月料理『きんとん』を作る時に欠かせない着色料ですよね。
金木犀(キンモクセイ)
【開花時期】秋
【花言葉】「謙虚」「謙遜」「陶酔」「初恋」
【金木犀の特徴】可愛らしオレンジ色の小花を沢山咲かせる金木犀(きんもくせい)。
実は花の色が白い銀木犀(ぎんもくせい)という樹木もあります。
香りの強さや花の数で言えば圧倒的に金木犀ですが、銀木犀の清楚な佇まいも魅力的ですよね。
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庭に植える香りを楽しむ樹木の選び方
今回ご紹介した香りの高い樹木3種(三大香木)。
それぞれ花の咲く季節が異なりますので庭の樹木として混植しても大丈夫です!
ただし、2期咲きのくちなしの品種の場合、沈丁花の開花と重なる可能性があるのでいずれか片方にした方が無難だと思います。
まとめ
今日は香りの高い樹木3種をご紹介しました。
子供の頃に覚えた金木犀の香り。
大人になって知った、沈丁花やくちなしの香り。
それぞれ身体で季節を感じられて素敵ですよね。
庭に1本、香りの樹木を植えていただければ、この庭で育つ子供たちの記憶に残り、大人になった後もきっと花の季節に実家のことを思い出したりするのではないでしょうか?
子供の成長と共に記憶される香りの樹木。
スペースが許せば、ぜひ植えてみてくださいね♪