バラ

バラの害虫

ここでは、一般的な教科書どおりの予防薬の説明と合わせて、我が家で暮らすバラの害虫の写真や、私流の対応方法などもご紹介します。

なお、一般的な対応方法は、無農薬・減農薬で育てたいとお考えの方には不向きです。

バラにつく害虫

アブラムシ

【症状】緑色や黒色の小さな虫が若い芽や蕾に群がって樹液を吸います。

【対処法】殺虫剤を散布します。従来の薬剤が効かないときはアデオンが効果的です。

【薬剤】マラソン乳剤・オルトラン・スミチオン・アデオン・アドマイヤー

少ない時は手でしごき潰すに限ります!見つけたらすぐ対処することが一番効果的です

ハダニ

【症状】肉眼では見にくい小さな虫が樹液を吸い、葉がカサカサになり落葉します。

【対処法】殺ダニ剤の散薬。越冬前の11月に集中的に駆除します。

水に弱いので、軒下などの雨水のかからない所でよく発生するようです

葉の裏に水をかけるだけでも効果があります。薬剤散布の際は葉の裏にしっかり散布しましょう。

【薬剤】ニッソランV・テルスター・ダニトロン・アデオン

チュウレンジバチ

【症状】成虫は腹部がオレンジ色の小型のハチです。孵化した幼虫が葉を食べます。

【対処法】産卵中は動きが鈍いので簡単に手で捕まります

【薬剤】スミチオン・アデオン・オルトラン

チュウレンジバチの成虫

こちらはチュウジンジバチの成虫です。

憎たらしいことに、交尾の真っ最中・・・。

一応、写真に収めた後、ご臨終いただきました。

お腹は鮮やかなオレンジ色で、羽は真っ黒です。

チュウレンジバチの幼虫
こちらはチュウレンジバチの幼虫です。

葉っぱにびっしりとくっついて、ムシャムシャ食べています。

枝葉ごと切って、殺虫剤をかけてご臨終いただきました。

カイガラムシ

【症状】白色のロウに覆われた小さな虫が枝について、樹液を吸います。

【対処法】ブラシでこすり落とします。

【薬剤】マシン油乳剤(冬季)・石灰硫黄合剤(冬季)・オルトラン粒剤・カルホス

カナブン、コガネムシ類

【症状】飛来して蕾や花弁を食い荒らします。

【対処法】甲虫なので薬剤があまり効きません。手で捕殺するのが効果的です。

【予防薬】オルトラン・テルスター・マラソン乳剤

カナブンの食べた痕

食べられた葉はこんな風にレース状に・・・哀れ(涙)

葉がレース状に食されるのはコガネムシの特徴です

我が家の一番の害虫です。捕殺といわれても、大量すぎて捕殺できません。

しかも、殺しても殺しても周囲から飛来してきますので・・・。

特に白い花が好きなようです。いつも白い花から食べられます。(夜でも花が目立つから・・・とか。)

また、咲き始めの花より、開花してしばらく経った(熟れた)花の方をより好みます

なので、敢えて花がら摘みはせずに、えさ的に熟した花を残しています。

咲き始めのバラを食べられてしまうのは悲しいですから・・・。

でも、いつまでも花がらを摘まないので、散った花びらがちょっと汚い感じです。

シャクトリムシ類

【症状】若い芽を食い荒らします。

【対処法】殺虫剤を散布します。大きくなると薬剤が効きにくいので目視で捕殺します。

【薬剤】スミチオン乳剤

しゃくとり虫かなり気持ち悪いです。なんだか太古の虫みたいです・・・(T┰T )

とにかく葉を食べつくしています。

 

 

バラクキバチ

【症状】成虫は黒い小型のハチです。ハチが茎に卵を産み付けて、幼虫が茎の中で育ちます。

【対処法】チュウレンジバチと違い動きが速いので手で摑まえることはできません。

【薬剤】殺虫剤

バラクキバチ幼虫

新芽が枯れはじめて気づきました。

当初、霜にやられたのかと思ったのですが・・・。

特徴として、茎が黒っぽくなって、よーく見ると、茎に針で刺したような後があります

この写真は枯れた枝を切ったら、 茎から幼虫が顔を出した写真です。

まとめ

何はともあれ問題が発生したらすぐに対処です。薬剤を散布しようとすると作成した薬剤を噴霧器に入れ全て一度に散布するため時間がかかります。

急いでいる時でもすぐに対処できるよう、スプレータイプの手軽な薬剤は何本か手元においておきましょう。

「草花の病気・害虫の対策」にも一般的な害虫についての対策を掲載しています。

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