気楽にガーデニングがテーマですが、植えっぱななしで良いという訳ではありません。
美しく保つためには、ある程度お手入れが必要です。
なるべく手間をかけずにお手入れができるように工夫しましょう。
水やり(水まき)の間隔
庭の場合
先に「土について」で記述したように、マルチングしてあれば保水力が高いので、真夏を除き1日ぐらいは水を与えなくても大丈夫です。
バークチップをどけて、土の様子をみます。
乾いているようだったら、たっぷりの水を与えます。「乾いていたら与える」が基本です。
まだたっぷり保水しているのに、日課的に与えてしまうと根腐れの原因になってしまいます。
与える際は、根元の方に優しくあげてください。
ただし、同じ庭でも軒下の雨が直接あたらない場所と、雨が直接当たる場所では状況が違ってきますから、それぞれの場所で土の様子を確認してくださいね。
水やりの度に毎回様子を確認する必要はありません。
ある程度慣れてくれば、「雨が降った後ならこの場所は2~3日水をあげなくていい」などリズムが分かります。
注意
バークチップの様子だけを見て乾いているからといって水を与えすぎると加湿になります。
土の様子の確認をする場合は必ずバークチップを除いて直接土の保水状態を確認してください。
プランターの場合
水枯れ厳禁です。
土が乾いていれば、たっぷりと与えます。
注意したいのは、プランターや鉢に鉢受けを置いている場合です。
たっぷり与えた水が、鉢受けに貯まったままになっていると、加湿になります。
できれば、鉢受けは使わない方がよいと思います。
どうしても鉢受けが必要な場合、みずやりの後、しばらく経ってから鉢受けを確認し、
余分な水は捨てるようにしましょう。
尚、ベランダ等で育てている場合、ジョウロは4リットル以上の大きいものがおすすめです。
何度も水を汲みに往復するのは大変ですし、億劫になってしまいます。
あらかじめ、大きめのジョウロを買いましょう♪
水やり(水まき)の時間帯
庭・プランターに共通して言えることですが、みずやりの時間は午前中がベストです。
特に気温の上昇が早い夏場は、あまり遅く(昼前など)に水を与えると、すぐに土の温度が上がってしまいます。
朝水まきができなければ、夕方少し涼しくなってきてから与えましょう。
花がら摘み
咲き終わった花を茎の根元から切り取ることをいいます。
新しい花を次々と咲かせるためには、終わった花がらをこまめに摘み取りましょう。
放っておくと花に種がついたりして、栄養が種に行ってしまいます。
また、病害虫の発生の原因にもなります。
特に種を必要としなければ、面倒でも花がらは摘み取りましょう。
枯れた花が混ざっているより、ずっと美しいですし。
参考
花がら摘みとは意味が異なりますが、「摘芯(てきしん)」といって、徒長してしまった苗を短くするために穂先を摘み取るという作業もあります。
見栄えをよくする(形を整える)ための処置です。
病害虫対策
草花の病気や害虫には、たくさんの種類があります。
それぞれの病害虫が発生した初期の段階で適切な対処をすると、散布する薬剤も最小限に抑えることができます。
日々、草花と対話していると初期の症状を発見しやすくなります。
小さなお花や、芽吹き出した草花の様子を楽しみながら観察しましょう。
また、薬剤を使わずに、無農薬で対処する方法もあります。
ただし、広がってしまった病害虫を無農薬で駆除することはかなり困難です。
日々草花と対話することで、無農薬も有効になると思います。
病害虫対策について詳しくは以下の記事も参考にしてください。
-
草花の病気・害虫の対策
草花に発生する病気と害虫については、多種多様なのでよく遭遇する症状を大まかに説明します。 病気も害虫も、早めの対策が重要 ...
続きを見る
薬剤はラベル表示をよく読んで、正しく用法・用量を守って使いましょう。
病害虫対策については、別項でもうすこし詳しく説明しています。
肥料
肥料の与え方は2通りあります。
- 元肥(もとごえ)
植物を植えつける際に土に混ぜ込んで施します。 - 追肥(ついひ)
草花の状態や時期に応じて、肥料を施します。
肥料にはさまざまな形状・成分・効能がありますので、1つを取って、「これがおすすめ」とは言い切れません。
厳密に言えば、それぞれ使い分けた方がいいのですが、「手軽にガーデニングを楽しむ」がモットーですので、一番お手軽なハイポネックスがおすすめです。
(他にもアルゴフラッシュとかありますけど・・・)
ハイポネックスは、微粉状のものと、原液などがあります。
両方とも、みずやりのときに水に混ぜて使います。(7~10日に一度程度)
「肥料を施す!」と構えなくても、みずやりのついでですから、あまり苦に感じないと思います。