チューリップの花が終わったら

春の植物

【初心者向け】チューリップの花が咲き終わった後にやるべきこと|来年も咲かせるお手入れのコツ

 

春の庭やベランダを鮮やかに彩ってくれたチューリップ。咲いている間は毎日が楽しくて、お世話も嬉しい時間だったのではないでしょうか。

けれど、花が終わったあとのチューリップ、ついそのままにしてしまっていませんか?

実は、咲き終わった後のケアこそ、来年も美しい花を咲かせるためにとても大切なんです。

この記事では、チューリップの花が終わったあとにやるべきことを、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。

チューリップの花が終わったら、まずすること

花がらを摘み取る(切る)

花びらが散ったり、しおれてきたら、花の部分だけを切り落としましょう。

このとき、葉や茎は絶対に切らないように注意してください。

というのも、花が終わったあと、そのままにしておくと、チューリップは“種”を作ろうとします。

でも、種ができると、球根に栄養が行かなくなってしまい、翌年の花つきが悪くなってしまうんです。

種に栄養を取られてしまう前に、早めに花だけを切り取ってあげましょう。

葉や茎はそのままに

花を切ったあとも、葉や茎はしばらくの間そのままにしておくのがポイントです。

理由は、葉っぱが光合成をして、球根に栄養をたっぷり送っているから。

これが、来年も元気な花を咲かせるための“充電期間”になります。

葉が自然に黄色くなって枯れてきたら、いよいよ次のステップへ進みましょう。

球根を掘り上げる?植えっぱなしにする?

チューリップの球根、枯れたあとどうするのが正解?と思う方も多いですよね。

ここでは2つの選択肢と、それぞれのメリット・注意点をご紹介します。

掘り上げる場合(おすすめ)

葉が完全に枯れたら、球根を掘り上げて保管するのがおすすめです。

メリット

湿気や病気による腐敗を防げる 翌年も健康な球根を選んで植えられる 品種管理がしやすい

一手間かかりますが、失敗しづらく、しっかりと管理できます。

植えっぱなしの場合

暖かい地域で、水はけのよい場所なら、植えっぱなしでも翌年咲くことがあります。

ただし、年々花が小さくなったり、咲かなくなってしまうことも。

注意点

土の状態によっては腐ることも 品種によっては植えっぱなしが向かないことも

初心者さんには掘り上げて管理する方法の方が安心です。

掘り上げの時期と方法

掘り上げるタイミング

葉が黄色くなり、自然に倒れ始めたら掘り上げのサイン。

地域にもよりますが、6月上旬〜中旬頃が目安です。

掘り上げ方の手順

 

スコップで優しく掘り起こす

球根を傷つけないよう、少し広めに掘るのがコツ。

土を落とす

乾いた土を手で優しく払う程度でOK。洗う必要はありません。

日陰で2〜3日乾燥させる

直射日光は避けて、風通しの良い日陰に並べて乾かします。

ネット袋に入れて保管

紙袋やネット袋など、湿気がこもらない素材がおすすめ。風通しの良い場所で秋まで保管します。

来年も咲かせるために気をつけたいこと

せっかく大切に育てた球根。来年も元気に咲かせたいですよね。

同じ場所に植え続けない

連作障害といって、同じ場所に同じ球根を植え続けると、病気にかかりやすくなります。  

→場所を変える、またはプランターで土を替えるのが◎

秋の植え付け時期に注意

10〜11月頃がベスト。土の温度が20℃以下になる頃が目安です。

元肥をしっかりと

植える前に、堆肥や緩効性肥料を混ぜておくと生育が良くなります。

おわりに

チューリップは春だけでなく、咲いた後のお手入れこそがとても大切。

花が終わってからも少しのケアをしてあげることで、来年また素敵な春が訪れます。

「花が終わったらおしまい」ではなく、「来年の準備が始まる」と思って、ぜひ球根にも愛情を注いでみてくださいね。

 

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